医療・福祉分野の職業

医療・福祉の分野には数多くの職業があり、その仕事内容や資格の有無、労働環境もさまざまです。職業を選ぶには、医療・福祉関連の仕事内容をよく知ることや自己分析で自分の関心や適性を見つけることが大切です。自分の力が活かせる職業をイメージしてみましょう。

また、職業によっても病院や福祉施設、民間企業、公的機関など活躍の場はさまざまです。選択の幅を広げるためにも、自分のめざす職業にはどのような就職先があるかあらかじめ知っておきましょう。


医療・福祉系の主な職業/主な活躍の場
看護師病院、クリニック、診療所、保健所など。高齢化が進む現代では、介護福祉施設などの介護現場で活躍している人もいる。
保健師保健所や市役所(行政保健師)、企業の医務室(産業保健師)、学校の保健室(学校保健師)など。
診療放射線技師病院や検診施設などの放射線を扱う医療機関、財団法人の検査施設など。
臨床検査技師検査部門のある病院や血液を検査する専門の検査センターが代表的。分析器製造メーカーや製薬メーカーで働いている人もいる。
臨床工学技士主な就職先は病院やクリニック。その他、医療機器を扱う商社や医療機器の製造メーカーなどの一般企業に就職する人もいる。
臨床心理士学校のスクールカウンセラー、病院の心療内科や精神科、児童相談所、福祉施設、企業内の相談室、家庭裁判所など、さまざまな領域で活躍。
公認心理師臨床心理士の活躍の場とよく似ており、医療・福祉・教育・労働現場でカウンセラーとして働く。その他、少年院や刑務所で受刑者のカウンセリングを行うケースもある。。
ソーシャルワーカー介護施設で活躍する人が多い。また、病院などの医療機関や学校などの教育機関で働く人もいる。
ケアマネジャー居宅介護支援事業所(自宅で生活する人を担当する)か介護保険施設で働く人が多い。
生活相談員特別養護老人ホームなどの介護福祉施設や障がい者福祉施設など。
介護福祉士特別養護老人ホーム、老人保健施設、デイサービス、グループホーム、介護訪問など。
ホームヘルパー訪問介護事業所(ヘルパーステーション)に就職するのが一般的。
社会福祉士老人ホーム、児童福祉施設、社会福祉施設、病院、保健所など。
理学療法士病院、社会福祉施設、リハビリテーションセンター、保健センター、民間企業(例:福祉機器メーカー)など。
作業療法士病院、社会福祉施設、リハビリテーションセンターなど。その他、行政や民間企業で活躍する人もいる。
言語聴覚士病院、リハビリテーションセンター、社会福祉施設、学校、育児施設など。
視能訓練士病院、リハビリテーションセンター、社会福祉施設、保健所など。
管理栄養士・栄養士公務・民間などの病院、クリニック、老人保健施設、保育所、薬局、委託給食会社のほか、食品会社で活躍する人もいる。

職場見学をしよう!

情報を収集する中で、気になる医療・福祉施設が出てきたら、その現場を実際に自分の目で見て確かめてみましょう。働く現場を知ることで、納得した就職先選びができます。職場見学以外にも、ボランティアやアルバイト、インターンシップといった方法もあります。日頃から募集をしていないかチェックし、募集がない場合は見学をお願いしてみると良いでしょう。

職場見学の主なチェックポイント

職場の雰囲気

スタッフ同士の人間関係や患者さんへの接し方などで職場の雰囲気を確認してみましょう。

施設・設備

業務スペースや食堂、休憩室など、施設・設備が整っているかチェックしましょう。

教育体制

入職してからどのような研修があるかなど見学だけではわからないことは質問しましょう。

周辺環境・立地

自宅からの通勤に便利か、周辺環境は整っているかなども確認するようにしましょう。

就職情報の収集方法

CHECK

●GUPPY新卒 https://job.guppy.jp/
●福祉のお仕事 https://www.fukushi-work.jp/
●WAM NET https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/top/
●Job Medley https://job-medley.com/
●福祉のお仕事スタート https://www.fukushi-work.jp/fukushi-start/