幼稚園教諭と保育士それぞれの役割
子どもを預かるという点では似ている幼稚園教諭と保育士ですが、実際にはさまざまな点で違いがあります。
幼稚園は小・中学校と同じように教育機関の1つに分類され、文部科学省の管轄となります。そのため、幼稚園教諭は子どもたちへの「教育」が大きな役割となります。
保育園は仕事で日中に子どもを保育するのが難しいなどの理由で保護者が子どもを預ける施設で、厚生労働省の管轄となります。そのため、保育士は保護者の代わりに子どもの生活の援助をする「保育」が大きな役割となります。
それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った進路を見つけましょう。
公立と私立で異なる採用試験
幼稚園教諭・保育士をめざす上でまず知っておきたいことは、幼稚園教諭は「幼稚園教諭免許」が、保育士は「保育士資格」の取得(見込み)が必要であるということです。
そして、幼稚園や保育園等の採用試験を受けて就職するのが一般的です。幼稚園・保育園には公立と私立があり、採用方式も公立と私立でそれぞれ異なります。必ず、事前に募集内容を確認し、準備するようにしましょう。
■公立の特徴
公立の場合は地方公務員となります。そのため、市町村の地方公務員採用試験を受験する必要があり、自治体によって試験内容や受験資格が異なります。最終試験に合格すると、採用候補者として名簿に登録され、この登録情報により勤務先が決定します。
■私立の特徴
私立の場合は、各園が独自に募集を行うため、それぞれで試験や応募条件などが異なります。
採用試験の流れ
採用試験の選考時期は、公立・私立、幼稚園・保育園・認定こども園によって異なります。受験機会を逃さないためにも、あらかじめ、志望する園の採用情報・選考時期を調べておきましょう。
主な試験の種類・内容
面接
幼稚園教諭・保育士の採用試験において面接は必ず行われます。この園を志望した理由や幼稚園教諭・保育士をめざした理由、理想の教諭像・保育士像、自己PRなどはよく聞かれる内容です。
実技試験
実技試験では、ピアノの弾き歌いなどの音楽実技や絵画などの造形実技などが行われます。
筆記試験
筆記試験では一般教養や専門知識などが問われます。また、論作文試験で理想の教諭像・保育士像や幼児教育の重要性、保育業界の時事問題に対する考えなどを出題されることもあります。
就職先の選び方
幼稚園・保育園・認定こども園の就職先選びで大切なのは、どのような園に就職したいかを明確にすることです。各園の教育方針や特徴、待遇などあらゆる情報を入手して比較・検討しましょう。
就職先選びのポイント
良い例
●HPやパンフレットを見て比較・検討する
●見学ボランティアに行って自分の目で確かめる
●合同説明会や実習に参加する
悪い例
●自宅からの距離だけで決める
●給料の良さなど待遇だけで決める
●知人の紹介で園の情報を知らずに決める