ポイントは「明るく」「元気よく」「礼儀正しく」

立ち居振る舞いや話し方によって、相手に与える印象は良くも悪くも変わります。良い印象を残すため、以下のような行動や態度、話し方に気を配り、胸を張って面接に臨みましょう。ポイントは「明るく」「元気よく」「礼儀正しく」振る舞うこと。失敗を気にしすぎたり、マナーにこだわって固くなりすぎないよう注意しましょう。相手を敬って、それを示そうと努力する姿勢があれば、その気持ちはきっと相手に伝わります。

ぼそぼそと聞き取りにくい声や暗い声は、あなたの印象を悪くしてしまいます。自信がないと、つい声が小さくなってしまいがちですが、普段から大きく明るい声で話せるように練習しておきましょう。

姿勢

普段から猫背やうつむきぎみの人は要注意。自信がなく、やる気が感じられないと受け取られることもあります。背筋を伸ばして胸を張り、美しい姿勢を保ちましょう。

視線

面接官の目をしっかりと見て話すことが大事です。目を見て話すのが苦手な人は、相手の額からネクタイの結び目までの間に視線を向けて話すと話しやすいでしょう。

話し方

面接官が聞き取りやすいように、センテンス毎にひと呼吸を置くなど、ゆっくりと話すことを意識しましょう。ゆっくり話すことで、気持ちを落ち着かせることにもつながります。また、学生言葉などが出ないように、言葉遣いのマナーにも十分気をつけるようにしましょう。

印象をアップするマナーの基礎

<挨拶>

挨拶はマナーの基本です。明るくはっきりとした声で挨拶をしましょう。

<時間厳守>

社会人として時間厳守は当然のこと。「10分前行動」を心掛け、余裕を持って行動しましょう。約束の時間に間に合わない場合は、相手になるべく早くその旨を伝え、謝罪した上で指示を仰ぎましょう。

<身だしなみ>

清潔感のある服装を心掛け、髪型や爪なども忘れずにチェックしておきましょう。

<お辞儀>

お辞儀は首だけでなく、背筋を伸ばし、腰から曲げるのがポイントです。

用途に応じ、以下3種類のお辞儀を使い分けましょう。

お辞儀種類

多少の失敗は気にしない!

面接の際に「敬語に気を遣いすぎて、考えていたことを十分に話せなかった」というのでは逆効果です。多少言葉遣いを間違えても問題ありません。それよりも話すべきことをきちんと表現することが重要です。相手を敬い、丁寧に話すよう心掛けましょう。

面接当日の流れ

面接前

当日までに面接場所や開始時間、持ち物をチェックし、提出資料があればもう1度読み返しておきましょう。当日は遅刻をしないよう、面接開始10分前を目処に到着できるよう余裕を持って行動すること。万一遅れそうな場合には、すぐに採用担当者にその旨を連絡して謝りましょう。また、会社に入る前に携帯電話の電源は切っておきましょう。

受付

受付で挨拶をした後、学校名と名前を告げ、面接のために訪問した旨を簡潔に伝えましょう。会社に足を踏み入れた瞬間から、すでに選考はスタートしています。案内していただいたらお礼を言い、途中で社員の方と会った際には、会釈をしましょう。

控え室

名前が呼ばれるまで、順番を待ちます。応募者同士の大きな声でのおしゃべりや、携帯電話を見ることがないよう注意。タバコを吸ったり化粧直しをするのは厳禁です。姿勢を正して静かに自分の順番を待ちましょう。名前を呼ばれたら、必ず「はい」と声に出して返答しましょう。

入室

ドアをノックし、入室を促されてから「失礼いたします」と言って入室します。椅子の横に立ち、大学名・学部・学科名・氏名を名乗り「よろしくお願いします」と元気良く挨拶。面接官に勧められてから「失礼いたします」と言って着席しましょう。その際、カバンは足元に置き、背筋を伸ばして座りましょう。

面接

面接官が話している時はあいづちを打つなどして、面接官の言葉をしっかり聞きましょう。質問に答える時は、目を見てハキハキとした口調で答えることが大事です。集団面接の場合には、他の人の話もしっかり聞くようにしましょう。表情は、口角を上げ明るい表情を保つように。また、自分の話が終わったからといって気が抜けた表情をしてしまうと印象は良くありません。髪をかきあげたり、指先をいじるなどの癖がある人は控えるように注意しましょう。

退室

面接が終了したら、その場で元気よく感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」と挨拶をします。ドアの前で再度挨拶をし、静かにドアを閉めて退室。退室しても、建物を出るまでは選考が続いているつもりで、気を抜かないようにしましょう。