説得力のある自己PRのまとめ方
- 【1】最初に結論を述べる
- 【2】結論の裏付けとなるエピソードを紹介する
- 【3】アピールポイントを仕事でどのように活かせるかを伝える
単に結果を書くだけではなく、考え方や能力の成長についてもわかりやすく伝える
「○○をした」という結果だけを書くのではなく、その経験から「どのようなことを学んだのか」「どんな力が身についたのか」など、自分自身の考え方や能力の成長についてもわかりやすく伝えることができるような内容にしましょう。数字を使って説明できれば、より説得力がアップします。
また、採用担当者が知りたいのは「今のあなた」なので、できる限り新しいエピソードを書きましょう。
自己PRの聞かれ方はさまざま
自己PRは必ずしも「自己PRをしてください」と聞かれる訳ではありません。下記のような質問でも、あなたのアピールポイントを聞いていることに変わりありません。
- ●あなたの長所は何ですか?
- ●学生時代に力を入れたことは何ですか?
- ●あなたのセールスポイントは何ですか? など
こんな自己PRはNG!
- ●自分を良くみせるための過剰な脚色
- ●長所を羅列しているだけで、具体的な裏付けがない
- ●アピールポイントとエピソードの内容がずれている
面接を意識した自己PRの書き方
面接はエントリーシートを参考にして質問されることが多いので、あまりに詳細な内容をエントリーシートで書いてしまうと、面接で話すことがなくなってしまう場合があります。エピソードの一部分などをあえて面接用に残しておくなど、面接を見据えてエントリーシートを書きましょう。
また、エントリーシートの記入欄には字数の限界や制限があり、内容をコンパクトにまとめる必要があります。このため「絶対伝えたいこと(ポイント)」を整理し、読み手の立場になって、簡潔にわかりやすく書くことが大切です。
良い自己PRの例
【質問例】 あなたの長所は何ですか?
(1)【目標を立てて実行することです】
新しいことに挑戦したいと思い、大学でバスケットボール部に入りました。メンバーは50人中、半数以上が経験者で、初めはなかなか活躍することができませんでした。負けず嫌いな私は、「初心者の中で最初にレギュラーになること」を目標にしました。以来、練習後にはコーチや先輩にどこを改善するべきかアドバイスを求め、誰よりも自主練習に励みました。また、(2)腹筋100回、腕立て50回、スクワット80回を日課にし、体力面でもレベルアップを図りました。
その結果、2年生の夏に初心者の中で最初にレギュラーに選ばれ、今では試合で得点数ナンバー1を争うまでになりました。
この経験から、目標に向かいコツコツと努力することの大切さを学びました。(3)この姿勢を忘れず、社会に出ても、目標をしっかり立て、一つひとつの業務に取り組んでいきたいと思っています。
- (1)結論を最初に述べ、アピールポイントを1つに絞っている。
また、1番伝えたいことを目立つようにカッコを付けて太字にしている。 - (2)具体的なエピソードに数字を盛り込み説明している。
- (3)長所をどのように活かしたいかを伝えている。