エントリーシートは何のためにあるのか
企業は、多くのエントリー者から求める人物像に合う学生を効率的に探し出さなければなりません。そこで志望度の高い学生を絞り込み、求める人材を探し出すため、多くの企業がエントリーシートを採用しています。エントリーシートは、言わば「書面上の面接」のようなものです。
企業によってエントリーシートは異なる
エントリーシートは、求める人材にマッチする学生を浮き彫りにするために、今や必要不可欠となっている選考ツールです。大学指定の履歴書では、大学ごとに設問項目が異なり、求める人材を見極めることが難しいため、企業はエントリーシートを独自に作り、相対的判断の材料としています。
履歴書に比べ、基本的な個人データの記入は少なく、志望動機や自己PRなどを書くスペースが設けられています。面接前に提出を求められたり、説明会参加時に提出するよう指示が出されたりと、提出するタイミングも企業によりさまざまです。
エントリーシートの入手方法
- ●企業ホームページからダウンロードする
- ●会社説明会・セミナーに参加した際に配布される(※その場で記入し、提出することもあります)
- ●プレエントリー後に送られてくる(メール・郵送) など
早めに準備をしておこう
記述式のエントリーシートは作成に時間がかかります。ゆとりを持って提出できるよう、早めに作成することを心がけましょう。事前にベースとなる回答を作成しておき、必要に応じて加筆・修正し、エントリーシートの設問に沿って仕上げると良いでしょう。
提出する際の注意点
【1】締め切り直前の提出はNG
人気企業になると、締め切り直前に多くのエントリーシートが殺到するため、早い段階で届いたものに比べると、時間をかけて読んでもらえない可能性があります。
またエントリーシートの先着順に選考を行う企業もあります。企業によっては締切日を何回かに分けていますが、できるだけ第1次締切日までに提出するよう心掛けましょう。
【2】提出前に必ずコピーをとる
面接では、提出したエントリーシートを参考にしながら質問されます。面接前に見直せるように、提出前に必ずコピーをとっておきましょう。
Web上でエントリーシートを提出する場合も、何を書いたか忘れないよう、提出前に作成した文章を保存しておくようにしましょう。
【3】事前に第三者にチェックしてもらおう
完璧に仕上げたと思っていても、他人の目から見ると、気づかなかった視点から指摘を受けることがあります。選考でエントリーシートを見るのは、もちろん自分ではなく他人の目です。家族や友人の意見を聞いたり、キャリアセンター(就職課)で添削してもらうなど、第三者の目でチェックしてもらいましょう。
エントリーシートの2大設問
聞かれ方はさまざまですが、必ず問われる設問と言って良いでしょう。説得力のある文章が書けるよう、自己分析と業界・職種・企業研究をしっかり行っておきましょう。