主要家電メーカーには、パナソニック、日立製作所、三菱電機、東芝といった日本を代表する企業が並ぶ。市場は洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどの白物家電と、テレビなどの黒物家電に大きく分類される。テレビ製品は、超高画質8K対応テレビや有機ELテレビが各社で相次ぎ発売されている。家電製品は価格競争が激しく、低価格が強みの韓国、台湾、中国など海外勢の存在感が増し、国内メーカーは高機能・高価格なプレミアム家電の販売に注力し収益性向上を図っている。特に白物家電はIoT化への動きが広がり、IoTを支える半導体などの部品メーカーは大きな転換期を迎えようとしている。